シェラーは18世紀ドイツのブッツバッハに工房をかまえフルート・オーボエ・
バスーンなど多くの木管楽器を生み出した工房です。この楽器はエディンバラ
に総象牙製のオリジナルが存在するもので、特徴的とも言える優美な外形デザイン
を持った魅力的な楽器です。
今 回の復刻では、象牙に密度が近いアフリカ黒檀とジョイント部分に装飾を
施した形で製作しています。殊に右手管の玉のような玉葱形の繊細なふくらみが
かわいらしく、白と黒のコントラストと得もいえぬ曲線美をつくりだしてい
るのは、当時の他の楽器にもあまり例を見ません。鳴り方は強力かつ堂々としていて、透明感にあふれ、迫力に満ちています。バランスも絶妙で高音部のトリルでさえ
奏者に負担を与えません。アンサンブルでは低音楽器に負けない旋律の強い
意志が表現できます。ピッチは現代の音より半音低いA'=415Hzですから一般的な
バロックアンサンブルに幅広く使用できる楽器です。特にバッハ一族の演奏には
最適の楽器ともいえましょう。高級ハードケースとクリーニングキットが付属いたします。この楽器はすべての部品が竹佐氏によるハンドメイドで大変貴重な一点物です。製作依頼受付中。